四十肩・五十肩に関するQ&A
四十肩・五十肩に関するQ&A
Q肩こりと四十肩・五十肩との違いはなんですか?
A
肩こりと四十肩・五十肩は、肩が痛いということでは共通しますが、原因は違います。
一般的な肩こりは、首から肩にかけての肉体疲労です。
姿勢の悪さや運動不足、ストレスなどにより筋肉が緊張し、血液循環が悪化することによって起こります。
一方、四十肩・五十肩は、加齢によって起こる肩関節の炎症だといわれています。
四十肩・五十肩は、肩こりと違って「腕が上がらない」「後ろに手が回らない」など肩関節の可動域についても大きく制限されてしまうことが特徴です。
肩がどの程度動くのかによって、肩こりか四十肩・五十肩なのかがおおよそ分かります。
Q四十肩・五十肩にならないための予防方法を教えてください。
A
⑴ 正しい姿勢でいる
肩に負荷がかかり続けると、四十肩・五十肩になる可能性が上がります。
例えば、猫背などは肩関節に負担をかけるため、パソコンや携帯を使用するときには、なるべく背筋を伸ばして目線を下げ過ぎないように心がけるとよいと思います。
また、長時間同じ姿勢でいる場合は肩関節に負担がかかってしまいますので、定期的に身体をほぐすようにすると効果的です。
⑵ 適度な運動を行う
四十肩・五十肩を予防するためには、適度な運動を継続的に行うことが大切です。
ストレッチ、趣味のスポーツ、ジムでのトレーニングなど、ご自身に合う無理のない方法で運動を続け、身体の柔軟性を保つとよいと思います。
⑶ 身体を温める
体が冷え、血行が悪くなると、痛みが出てきやすくなります。
そのため、身体を温めることも効果的です。
身体を温めるには、先ほどお話しした適度な運動の他に、入浴という方法もあります。
Q四十肩・五十肩になってしまったらどうすれば良いですか?
A
四十肩・五十肩になってしまい、強い痛みを感じているという場合は、まずは無理せず安静にしましょう。
そして、痛みが少し引き、落ち着いてきたときには、肩を少しずつ動かして筋肉や関節を柔らかくしていくことが大切です。
このように、四十肩・五十肩については、状態に応じて適切な対応が異なってきます。
どのタイミングでどの程度まで動かして良いのかについてはお一人一人のお身体の状態で異なりますので、「四十肩(五十肩)かな?」と思ったら、早い段階で接骨院に行き、まずは肩の状態をみてもらうことをおすすめします。