打撲で接骨院への通院をお考えの方へ

文責:院長 柔道整復師 河合 隆智

最終更新日:2024年05月28日

1 打撲とはどういったケガか

 打撲とは、打ち身とも呼ばれるケガで、強い衝撃を受けることで生じます。

 筋繊維や血管が損傷した状態となり、衝撃を受けた部位に痛みが生じるとともに、腫れや内出血が生じることがあります。

 また、筋肉がうまく収縮しない状態となってしまうことで、その部分がうまく動かせなくなることもあります。

2 打撲を放置するとどうなるか

⑴ 後に残るおそれがある

 打撲は、スポーツのように激しい動きをする場面はもちろん、日常生活の中でもよく起こるケガです。

 身近なケガということもあり、そこまで深刻に考えず、自然によくなるのを待つという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 打撲は、自然治癒のみで改善を待っていると、痛みが長く残ってしまうおそれがあります。

 また、重度の打撲の場合、そのままにしているとしこりが残ったり、可動域制限等の影響が残ったりすることもありますので、強く打ち付けた場合や、できるだけ早く痛みをなくしたい場合、不安な場合などには、接骨院で適切な処置を受けることをおすすめします。

 

⑵ ぶつけた強さによっては骨に異常があることも

 また、あまりにも痛みが強い場合や、腫れの範囲が広いような場合、骨折や骨にヒビが入っているケースも疑われます。

 骨の異常が疑われる場合には、整形外科でレントゲン撮影を受けることもご検討ください。

 当院にご来院いただいた場合には、必要性に応じて提携している整形外科での検査もおすすめしています。

3 打撲への応急処置

 打撲への応急処置としては、RICE処置というものがあります。

 当院でもお受けいただけますので、お困りの際にはご相談ください。

 

⑴ 安静(Rest)

 打撲をした箇所を動かさないようにして、安静を保ってください。

動かすことで傷が悪化し、痛みや腫れ、内出血が酷くなってしまうおそれがあります。

 

⑵ 冷却(Ice)

 氷で冷やすことにより、痛みや腫れを抑えることができます。

ただし、冷やしすぎには凍傷等のリスクがありますので、状態を確認しながら行うことが大切です。

 

⑶ 圧迫(Compression)

 意図せず動かしてしまうようなことがないように、テーピング等で固定し、悪化を防ぎます。

 これについても、強く圧迫しすぎると血流障害や神経障害のリスクがありますので、注意が必要です。

 

⑷ 挙上(Elevation)

 内出血を防ぐために、打撲した部分を心臓よりも高い位置に挙げます。

4 打撲の早期改善に向けた処置

 打撲を早くよくするためには、早期に適切な応急処置を行うとともに、組織の修復等を促していくことが大切です。

 ケガの状態を丁寧な検査で確認し、状態に合わせた施術を無理なく行わせていただきます。

 

⑴ 手技による施術

 打撲した部分の周囲に対し手技を行うことで、血流をよくし、自然治癒力の向上を促します。

 

⑵ 機械による施術

 立体動態波など、機械による深部の刺激によって、損傷部分の治癒を促します。

 痛みが強い段階でもお受けいただきやすい施術となっていますので、早期からしっかりと改善を目指すことが可能です。

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