シンスプリント
シンスプリントの症状でこんなお悩みはありませんか?
歩くと脛(すね)に痛みがある
何もしていないのに脛がズキズキ痛む
走ったり、ジャンプして着地したときに痛みがある
シンスプリントとは
シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎と呼ばれることも多いケガで、膝と足首の間にある脛骨の表面を覆う薄い組織(骨膜)が炎症を起こしている状態です。
酷い場合には疲労骨折を起こしてしまうこともあるため、痛みが出てきた場合にはできるだけ早く施術をお受けいただくことが重要です。
シンスプリントの原因
スポーツによる使い過ぎ
原因として多いものは、スポーツによる使い過ぎです。
中・長距離走などの陸上や、走ることを伴うスポーツで過度の練習をすることによって、過度の負担がかかり、骨膜に炎症が起こります。
偏平足
偏平足というのは、足の裏にあるアーチ、いわゆる土踏まずが低下したり、なくなったりした状態のことを言います。
このアーチは体重の分散や衝撃の吸収といった役割がありますので、偏平足の方はそうでない方よりもお身体に強い負荷がかかり、脛骨の骨膜に炎症が起こりやすくなります。
シンスプリントになった場合の施術
⑴ 炎症を抑える
まずは炎症が起きている部位に対してアイシングを行います。
重度のシンスプリントであり、痛みが強いような場合には、まずは痛みのある場所を圧迫します。
圧迫することにより痛みが楽になりますので、まずはそのまま炎症がひくのを待ちます。
⑵ 筋肉をほぐす
こわばった足の筋肉を、超音波や手技等によりほぐします。
腓腹筋、前脛骨筋、後脛骨筋など、状態を確認しながら足全体をほぐしていきます。
シンスプリントを予防するための治療
⑴ 使い方の見直し
使い方が原因でシンスプリントになった場合には、お身体の使い方や練習量などを見直すことが考えられます。
また、コンクリートの上で走るなど、負担のかかる場所での運動をしないようにするといったことも重要です。
⑵ 偏平足の改善
偏平足による負荷が原因でシンスプリントになった場合、偏平足の改善が必要です。
当院では、足のアーチ(土踏まず)を作るために、足根骨に適度な力を加える機械を導入しています。
また、インソールによって歩行時の衝撃を吸収・分散させるという対応方法もあります。